令和3年5月24日、渋谷区議会の臨時会が開催され、新たな議会組織の構成が決定した。
下嶋倫朗前議長の辞職と斎藤竜一新議長の選出が行われた。この選挙では、斎藤議員が30票を獲得し、新たに議長に就任した。前議長、下嶋議員は任期中の思いを述べ、今後は一議員として区民福祉の向上に努めると誓った。
その後、複数の委員選任も行われ、名簿に基づいて常任委員や特別委員が新たに選出された。具体的には、田中匠身議員などが区民環境委員会に、近藤順子議員が多様性社会推進特別委員会の委員長に選ばれた。また、新たに監査委員として佐藤真理議員が選任された。評議において、全ての選任が異議なしで承認された。
また、議案第19号に関する専決処分の承認が報告され、この報告が全員一致で可決された。この議案は、地方税法の改正に伴うものであり、軽自動車税の環境性能割の適用期限が延長される内容が含まれている。
さらに、自治権確立特別委員会の委員定数の変更が提案され、これも議会での承認を得た。具体的には、定数を7人から8人に増やす変更が求められ、議会もそれに同意した。
本日の議会では、長谷部健区長から新しい議会組織の活動に対する期待の声が寄せられ、議会が今後の課題にどのように取り組むかが注目されている。今後、議会運営委員会も設立され、その運営におけるリーダーシップが求められる。
この臨時会は、区政を紐解く重要な機会となり、各議員の意見が集約される場とされた。議会は、区民の信任を受ける重要な任務を今後も果たしていくことが期待されている。