令和5年9月14日、計421回高根沢町議会定例会が開催された。
重要な議題では、インボイス制度や核兵器禁止条約に関する意見書が採択された。
議会では、まちづくり常任委員会の齋藤武男委員長がインボイス制度について報告し、実施が10月からの予定であることを説明。
「登録事業者になると納税義務が生じ、中小企業にとって困難になる」と危惧した。
議員たちはこの問題に深い関心を示し、国に対して延期や見直しを求める意見書を全会一致で採択した。
次に、平和の確立を目指す議論が展開。議議会からは、日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める意見書が挙げられ、賛成多数の議決を得た。ここで、森弘子議員は、この意見書提出を喜ぶ発言をし、「日本はヒロシマとナガサキの被爆国であり、核をなくす努力が必要である」と訴えた。
また決算認定に関する議案の審議も行われた。森議員は令和4年度の歳入が減少し、財政の厳しさを指摘。
特に、生活困窮者が増えている現状に警鐘を鳴らし、「暮らしを支える施策が求められる」と強調した。
そのほか、新型コロナ対策や教育、福祉施策に関する議論も行われ、議員たちはそれぞれの課題について見解を述べた。
議会は多くの意見を集約し、住民の意見に基づいた政策の推進を目指す構えをみせている。
今後の課題には、エネルギー問題や地域の安全確保などがあると指摘され、議会はこれらの問題にどう取り組むかが今後注目される。