令和3年3月2日、高根沢町で定例会が開催され、教育委員会教育長や農業委員会委員の任命同意が議案として提出された。
この会議では、令和3年度の予算や町政運営の基本方針についても討議が行われ、中でも新型コロナウイルス感染症の影響が大きく取り上げられた。
加藤公博町長は、町政の方向性について町民の理解と協力を求めるとともに、貴重な取り組みが行われてきたことを強調した。
町長は、予算編成に際し「歳出事業をゼロベースから見直すことで無駄の排除を徹底した」と述べた。
令和3年度予算草案について、一般会計は103億9,000万円と前年度比で減額されているが、過去3番目の大規模予算となっている。
特別会計についても、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計のそれぞれにおいて予算額が示された。特に、国民健康保険特別会計は26億2,864万円で0.3%の減となっている。
町長の発言の中で、「新型コロナウイルス感染症収束に向けた対応」が最優先事項となり、町としての施策が説明された。
また、生活支援施策なども進める方向が示された。
その一環として、町民が健康づくりに積極的に取り組める環境を整備する健康ポイント事業も新年に向けて取り組まれる。
加藤町長は、自身が町政を担い始めて以来、人口減少に立ち向かう必要性を強調し、地方創生や地域振興について多くの先駆的な対策が取られてきたことを振り返った。
その中で課題も多く、未来に向けた訴えもなされた。
この議会の中で、教育委員会教育長や農業委員会委員の人事案件が順調に進み、町の各施策のさらなる推進が期待される。