第417回高根沢町議会定例会が、令和4年11月30日に開会した。
議長の佐藤晴彦氏が開始を宣告し、出席議員は12名となった。欠席は阿久津信男氏のみで、母数の確保が確認された。
初めに、会議録署名議員として、神林秀治氏と森弘子氏が指名された。
続いて、会期が決定された。本定例会は令和4年11月30日から12月8日までの9日間と定められた。
議案が上程された。高根沢町の加藤公博町長が提案理由を説明した。議案は7件で、専決処分の承認1件、条例改正3件、補正予算1件、道路線認定1件、諮問1件が含まれる。
複数の議案に対し質疑は行われなかったが、原案通りの可決が次々と進められた。特に、議案第1号と第2号に関しては、全員賛成で可決された。これにより、住民税非課税世帯への給付金支給を含む補正予算等が承認される結果となった。
加えて、議案第3号と第4号がまちづくり常任委員会に付託され、意見を求められる形となる。議案第5号と第6号もそれぞれ関係する常任委員会に付託された。
特に重要な議題の一つ、人権擁護委員の推薦に関する諮問は質疑を経ずに可決された。これにより議会が推薦の適任者を了承した。ポイントは、この諮問が人事案件であるため、特別な精査を必要としない形が取られた点である。
会議の締めくくりとして、議長から陳情についての報告が行われた。これは、北朝鮮による拉致問題を扱うものであり、地域の議会からの理解促進の要請や決議を求めるものであった。これは政局上の重要な課題として扱われている。
最後に、高根沢町議会議員政治倫理条例の改正についても採決され、原案通り可決された。この改正は、議会のルールを強化し、議員への信頼を一層高めることを目的としている。
本日の会議は午前10時14分に終了し、議会の円滑な運営が示された。