令和元年6月5日、加藤公博町長の下、第394回高根沢町議会定例会が開会した。
出席議員は16名で、定足数に達しており、議事は順調に進められた。
議長を務める齋藤武男氏は、開会の挨拶の後、この日に提出された議案最後の内容を任命同意や条例改正について詳細に述べた。
今回の定例会では、副町長や教育委員会委員の選任、及び固定資産評価審査委員会委員の選任同意が含まれる。特に、副町長には新たに牧野雄一氏が選任される。
加藤町長はこの選任について、「牧野氏の経験が重要である」と強調した。
加えて、教育委員会の中野謙作氏の再任も議題に上り、全会一致で同意された。
さらに、固定資産評価審査委員会においては、齋藤宣雄氏の退任後、若色行雄氏の新任が提案され、問題なく受け入れられた。
また、さまざまな条例改正が提案された。
高根沢町公の施設管理や家庭的保育事業の基準改正は、地域住民に大きな影響を与えることが期待されている。
特に、介護保険条例の改正内容が議会で注目された。これは介護保険料の軽減を目的とし、町の福祉政策に大きく寄与することになると見込まれる。
この他にも、令和元年度の一般会計補正予算や介護保険特別会計補正予算、及び水道事業会計と下水道事業会計の補正予算も提案され、財政計画の柔軟性を持たせる努力がなされている。
報告事項では、平成30年度の繰越計算書が取り上げられ、議会の審議が行われた。特に、高根沢町元気あっぷ公社の経営状況も報告され、収支の改善について議論された。
最終的にこの日の議事は全て終了し、散会となった。今後の高根沢町の行政運営において、議会での決定が反映されることが期待されている。