令和元年12月12日に開催された第396回高根沢町議会定例会では、複数議案が上程され、全て可決された。
この定例会では、議案第1号から第8号までの追加議案が特に注目を集めている。議案には、高根沢町における議員報酬などの改正が含まれており、地域の議員報酬や町長の給与について見直しが進められていることが示された。
議長の齋藤武男氏は、「今回の改正は人事院勧告に基づくものであり、町の行政運営に必要な措置である」と述べ、この改正の重要性を強調した。
また、一般会計補正予算については、歳入と歳出の両面での調整が行われている。具体的には、農林業センサス委託金が関与し、歳出では犬や猫の不妊去勢費用の補助が増額されたとの報告がなされた。企画課の福田和則課長は「農林業センサスの調査対象が増えたため、このような補正が必要になった」と説明している。
さらに、教育福祉常任委員会からは、令和元年度の特別会計補正予算に関する報告もあり、特に学校給食に関連する予算の見直しが行われた。中山喜美一教育福祉常任委員長は、「すべての小・中学校に無線LANを導入し、教育環境を整備する必要性がある」と述べ、これに伴う予算補正案を承認した。
陳情として提出された「介護福祉士職員の給与を当面4万円引き上げることを国に求める意見書」も審査が行われ、今後の議論継続を確認した。加藤公博町長は「介護職員の待遇改善については非常に重要であり、関係機関と適切に協議を進める必要がある」と意見を述べた。
最終的に、議案は全て一括で可決され、町の行政運営における重要な方針示された。これにより、今後も高根沢町の発展に寄与する政策の実施が期待されている。