令和４年６月１４日、真岡市議会定例会が開催された。
主な議題は井頭周辺の整備と活性化である。
このエリアには井頭公園やあぐ里っ娘、井頭温泉が集まり、観光や農業において重要な役割を果たしている。市長の石坂真一氏は、これらの施設を統合的にブランド化し、名付けて「いがしらリゾート」とする方針を示した。
活性化基本構想に則り、今年度はエリア内のサイン計画と遊歩道整備が進められる。この成果として、今年もエリアへの集客を強化し、特に夏の観光シーズンに多くの訪問者を見込む方針である。制作されたリーフレットでは、井頭周辺の魅力を広く知らせるため、内部の情報管理や動線の整備も行うようだ。市民のニーズや意見を反映し、より多くの観光客を呼び込むための施策が期待されている。
井頭周辺農業拠点整備計画に関連して、滝田産業部長はあぐ里っ娘でのイートインスペースの利用状況について報告した。昨年度の供用開始以降、1,600人以上の来訪者があったという。地元の新鮮な農産物を使ったメニューでの集客を見込み、さらなるプロモーションも行うとのことだ。これは、近隣住民の支援を受けつつ、地域活性化につなげる狙いがある。
今後の井頭公園整備についても言及があり、県との連携強化を通じて、公共施設の魅力向上を図っていくことが取り上げられた。
市営墓地に関する議論も重要なエージェンダとなった。市民生活部長からは、合葬墓地の設計業務が進行中であり、今後、個人の墓所利用の充実と保持に努める旨が強調された。また、市営墓地の使用状況についての明らかになったデータは、近年の使用許可数が取引量を反映している点に注目が当たった。
最後に、森林環境譲与税の利用法として、間伐や教育に向けた施策が提案された。この取り組みは、環境保全と地域支援を両立させる観点から重要視され、具体的な事例が挙げられた。
これらの施策は、真岡市の地域振興と住民の暮らしの質向上に寄与することが期待される。