令和3年12月7日に開催された真岡市議会定例会では、様々な議案が審議された。今回の会議では特に若者支援や健康保険制度の改正に関する議論が目立った。
中村和彦議員は、ヤングケアラーへの支援策について質問を行い、同市における実態把握の重要性を強調した。現状ではヤングケアラーの具体的なケースは確認されていないが、多くが自発的に家族を支えているため、正確な把握が難しい。この点について、石坂真一市長は、児童相談所や教育委員会と連携し情報を共有する取り組みを進めていると述べ、その重要性を認識していることを示した。
また、ひきこもり対策に関する質問も行われ、仁平明健康福祉部長は、方法として相談会を月1回設け、地域の支援体制を強化していると報告した。この形式での支援は高く評価されているが、さらなる充実が期待される。
さらに、教育分野では、田上富男教育長が教育現場でのアンケート結果を報告。教職員の意見から、学力向上が求められていることがわかる。今後、具体的な施策を展開していく必要があるとした。
最後に、米価下落対策についても言及があり、農業支援の必要性が強調された。特に米農家への支援は、経営維持に欠かせない要素であり、岡山県の先例を挙げて更なる支援策を求めていく姿勢が示された。
会議の最後には、各議案が採決され、賛成多数で承認された。