令和5年12月11日、真岡市議会の定例会が開催され、さまざまな議題が取り上げられた。
移動スーパーの運行について、仁平健康福祉部長は、運行状況を報告した。全41か所で販売が行われ、週5日間の運行である。これまで450回運行し、約1万5千人が利用した。
また売れ筋は冷凍食品であり、毎回8ヶ所から9ヶ所を巡回。地域による利用傾向の差を確認し、引き続きサービス向上に努める意向が示された。春山則子議員は、今後の増車や地域ニーズに応じた運行拡大を要望した。
次に、男女共同参画の推進について石坂真一市長は、各種事業やセミナーを通じ、女性の活躍を促す取り組みを述べた。特に、女性課長が5名誕生したという成果を強調し、今後も管理職登用において女性の力量を引き出す姿勢を示した。
また、部活動の地域移行について。山中教育長は、地域クラブ活動指導者バンクの開設を計画していることを報告した。アンケート調査結果では、満足度は高いが、部員数の減少が課題となっている。各学校の連携強化が進められ、早期の部活動地域移行を目指しているとのこと。
次に、ウイルス性肝炎検診について仁平健康福祉部長は、集団検診の実施回数や受診者数についての報告も行った。令和4年度においては536人が検診を受け、精密検査が必要と判定された割合も示された。
このように、議会では市民生活や地域産業に関する様々な議題が活発に議論された。慎重な計画のもとさらなる改善や支援の実施が求められる。新年の目標には、より多くの市民が利用するための対策が掲げられ、特に高齢者・女性の視点からの政策が進められる意義が強調された。