真岡市では、令和元年6月定例会の開催にあたり、さまざまな重要な議題が議論された。
特に、給食センターの維持管理に関する問題が取り上げられた。第一学校給食センターは築40年以上が経過し、老朽化が進行していることから、衛生基準を守るための対策が必要であると指摘されている。市長は、災害時における給食の供給についても触れ、万が一の事態に備えて外注の主食などを用いる方策があると説明した。
さらに、中小企業の振興も議題に上がった。真岡市では、地元中小企業を支援するためにビジネスマッチング事業を開催するなどの取り組みをしている。これまでの実績として、出展企業数や来場企業数がほぼ横ばいであることが報告され、さらなる支援策が要望されている。特に、最近の展示会への出展に対する費用補助が提案されており、地場の中小企業のＰＲを強化することが期待されている。
また、世帯分離に関する問題も議論された。近年、世帯分離が増加していることが注目を集めており、若い世代や高齢者家庭における生活スタイルの変化が影響している。市は、窓口での申請時に生計の分離を確認する手順を徹底する姿勢を示している。
河川環境の保全についても強調されており、行屋川の清掃活動や環境保全活動が推進される必要があると認識されている。もおか環境パートナーシップ会議が行なう活動にも期待が寄せられている。
総じて、真岡市では、給食の安定供給、中小企業支援、世帯分離、環境整備などが重要な課題として取り上げられており、これらの課題に対して具体的な取り組みが求められている。市の施策には、市民の声を反映させて進める姿勢が必要であり、また今後も市民と共にあるまちづくりが求められることが強調された。