令和5年12月4日、真岡市議会の第5回定例会が開かれた。この日、議会は多くの議案を検討し、重要な議題には市長の専決処分事項や人権擁護委員の候補推薦、さらには複数の条例の制定および改正が含まれている。
まず、櫛毛 隆行議長が開会の挨拶で、「市民福祉向上のため、活発かつ建設的な議論をお願いしたい」と述べた。続けて、議会運営委員会委員長の渡邉 隆氏が、会期は12月4日から12月20日までの17日間に決定したと報告した。
この定例会で特に注目されるのは、議案第82号「市長の専決処分事項の承認」だ。これは真岡市総合運動公園の工事に関わり、契約金額が増額されたものである。石坂 真一市長は、この件が緊急を要するために専決処分を行ったと説明した。
また、議案第85号「真岡市未来変革デジタル条例」の制定についても重要な議題に挙がった。この条例の制定により、市民と行政のデジタル技術の協力が促進され、より良い市民生活が送れることを目指す。
さらに、議案第84号の地方自治法一部改正による関係条例の整理に関する条例制定など、法令に沿った適切な運営が重視されている点が印象的であった。市の行政業務が法律に従った形で進められることは、市民にとっても安心材料となるだろう。
この日の進行には、議員からの質疑が12月11日及び12日に行われることが決定され、今後の議会運営においても議論が活発に行われる予定である。議案に対する市議会の対応が注目される中、議長からは「すべての議員に協力をお願いしたい」との言葉もあり、議会全体の意思統一が図られた。
最後に、報告第9号が上程され、専決処分事項の内容についても説明が行われた。議会は、次回の会議を12月11日午前10時から開催することで、定例会の一日を終えた。