令和2年6月1日、真岡市議会定例会が開会された。本定例会では、39件の議案が一括上程され、重要な議論が展開される予定がある。
議題には、新型コロナウイルス感染症に対する緊急対応を含む補正予算が含まれている。石坂真一市長は、専決処分事項として令和2年度一般会計補正予算を説明した。補正内容は、歳入歳出それぞれ2億5,452万円の追加であり、予算総額は442億4,015万2,000円に達した。
具体的な補正項目については、地域外来・検査センター事業費や中小企業金融支援事業が含まれている。市長は「新型コロナウイルス感染症に迅速に対応するために必要な措置である」と強調した。これに対し、議員からは「住居確保給付金が必要な市民の支援はどうなるのか」との質問が出された。
また、同定例会では真岡市農業委員会委員の任命に関する議案が多く提出され、全16名の農業委員は豊富な経験を持つ。これに関して、議員の一人は「農業を支える人材は地域の活性化には不可欠」と発言し、支持を表明した。
さらに、議案第62号と第63号では、それぞれ真岡市税条例及び都市計画税条例の一部改正が提案された。これらは新型コロナウイルス感染症に関連し、税制上の措置を安定させるものである。議員は「このような税制上の改正は必要性が高い」と意見を述べた。
最後に、議会運営委員会委員長の報告があり、会期が本日から17日間と決定した。全議案に対する質疑が8日に行われる予定で、一般質問もこの時に実施される事が確認された。議会では積極的な意見交換が求められており、6月8日の質疑応答に注目が集まっている。