令和3年6月14日に開催された真岡市議会定例会では、数多くの議案が審議された。
本会議の冒頭で、久保田武議長は議員たちに市民福祉向上のための活発な議論を求めた。特に、市長の専決処分事項承認や副市長の選任といった重要な項目が議題に上がった。
また、議案第41号から51号までおよび報告第2号から第8号までの一括議題の質疑が行われた。その中で、柴惠議員は、石坂市長の再選を祝うとともに、2期目の市政運営における公約の実現について言及した。特に、教育環境の充実や女性の働きやすい環境創出など、石坂市長が推進する施策が評価され、さらなる支援を求める発言があった。
同議員は、市長に対し、令和6年度開館予定の複合交流施設に対する市長の考えも尋ね、石坂市長はその必要性を強調し、計画的な整備が求められていると答えた。また、地域住民との対話の重要性も指摘され、多くの市民が未来の真岡市に期待を寄せていることを伝えた。
続いて、大貫聖子議員が登壇し、保育所でのマスク着用が子供に与える影響について質問。教育環境の変化により、子供たちがコミュニケーションを取りにくくなり、教育上の工夫が求められていると訴えた。教育長は、マスク着用における配慮を強調し、教師たちが工夫して指導を行っていることを強調した。
各議員からは、農作物盗難防止策や外来生物被害防止の必要性の声も上がり、真岡市が直面する課題の解決に向けた具体的な施策が必要であるとの認識が共有された。特に、農業を支えるためにスマート農業の導入が期待されている。
今回の議会は、市政運営の方向性についての議論を深め、多くの重要な課題解決に向け、市民の期待に応える決意が示された。