令和元年6月定例会(第3回)が開催され、様々な議題が取り上げられた。特に高齢者福祉や子ども食堂の必要性が焦点になっている。
会議の中で、飯塚正議員は高齢者福祉行政について質疑し、現行の老人福祉タクシー券の交付枚数を現在の月4枚から倍の8枚に増やすことを提案した。この提案に対し、石坂市長は高齢者がより外出しやすくなる重要性を認めつつも、官民双方の負担があるため、実施には慎重な検討が必要であるとの見解を示した。
また、子ども食堂の導入についての質問も挙がった。池上正美議員は、全国的に増加している子ども食堂が真岡市にも必要であると主張し、具体的な支援策や問題点について市に収集し、発信するよう求めた。市長は、子ども食堂の存在意義について理解を示したが、設置については民間主体の取り組みであるため、行政としての支援を模索する意向を示した。
続いて、池上正美議員は真岡市のごみ袋についても言及した。販売数が微増に留まっている現状を指摘し、販売価格の維持管理の必要性の重要性を訴えた。この件に対し、市は消費税引き上げの影響を考慮して、安定した供給を図る方針を明らかにした。
さらに、学校給食の安全性な問題が質疑され、異物混入についてのデータも報告される中、教育長は増加しないよう、引き続き対策を進めていく旨を述べた。特に異物混入に対する迅速な対応と、問題が発生した場合の公表の必要性についても言及があった。
いちごバスの運行状況についても取り上げられ、路線の拡大について市民の声を反映させることが求められた。市長は現在の計画を見直し、他の地域からのアクセス向上を図っていく方針であることを強調した。
このように、会議では多様な議論がなされ、市民生活に密接に関わる重要なテーマが数多く取り上げられた。議員たちは市民の声を反映しつつ、ますます進化する社会に対応する行政施策づくりを目指している。