令和2年9月17日、真岡市議会の定例会が開催された。
本会議では複数の議案が審議され、重要な決定が行われた。議案第84号から第96号までの審査において、日下田喜義総務常任委員会委員長は審査の経過を報告した。その結果、全案が可決される見込みであると語った。
続いて、池上正美民生文教常任委員会委員長も、災害弔慰金の支給及び休日夜間急患診療所に関する条例の改正案について報告した。こちらも全て異議なく可決されるとのことだ。
議案第97号及び第98号についても、決算審査特別委員会の報告が行われ、賛否が分かれた。特に、日本共産党の飯塚正議員は、令和元年度の一般会計決算に対し反対の立場を表明した。「菅新内閣の方針が市政に影響を与え、安倍政権の経済政策を引き継ぐことに懸念を抱いている。」と述べたが、多くの議員が賛成の意向を示し、両議案は改めて可決された。
また、議員案第3号と第4号も審議され、それぞれ議会規則の修正と新型コロナウイルス感染症に対する地方財政の保全を求める意見書が賛成多数で可決された。
新たに提案された令和2年度真岡市一般会計補正予算につきましては、市長が約7182万円の追加予算を申し入れた。これは、税制改正の過誤納還付金や商工会議所設備改修のための予算で、現行予算においても重要な要素であると強調された。最終的には、全ての議案が起立により賛成されており、議会としての結束が示された。
議会の閉会に際し、大瀧和弘議長は新庁舎の運用開始に触れ、今後の活動の重要性を訴えた。議会の進展が市民にとってのより良い政治へと繋がることが期待される。