令和3年5月18日、真岡市議会は臨時会を開会した。議会では、重要な議案が多く審議され、特に市長の専決処分事項の承認が注目された。この専決処分に関して、石坂真一市長は、地方税法の一部改正に基づき発表を行い、固定資産税や軽自動車税、個人住民税の負担調整措置の延長について述べた。
議案第32号では、特に新型コロナウイルスの影響を考慮し、固定資産税の措置を令和3年度から令和5年度まで継続することが決定した。さらに、軽自動車税についても減税措置が延長されることが承認された。
次に、議案第33号から第39号の各議案が一括して審議された。これには、真岡市勤労者研修交流施設井頭温泉チャットパレスの設置および管理条例の改正が含まれ、この施設での新たなグランピング施設の正式運用についても話し合われた。さらに、複数の介護関連条例の改正が提案され、介護保険サービスの基準強化の必要性が説明された。
それに続く議案第39号では、令和3年度一般会計補正予算が審議され、歳入歳出それぞれ追加予算が提案された。この補正予算は、新型コロナウイルス対策、子育て支援を含むものであり、支出の透明性が強調された。
また、市議会の選挙も行われ、新たに議長副議長が選出された。久保田武議員が議長に、七海朱美議員が副議長に選任され、それぞれの任務に対する意気込みが語られた。新たな議会運営の方針が鮮明に示された。
この臨時会ではまた、監査委員の選任も行われ、議会の機能性を高める方向性が確認された。議会は今後も市民の信頼を得る運営を心がけ、地域の各種諸問題に取り組んでいく。