令和5年9月11日の真岡市議会定例会では、議案第65号から第79号までの審議が行われ、議員からの一般質問も交え、活発な議論が展開された。
はじめに、岸田様からの質問があり、市長の専決処分事項の承認について議論が行われた。市長は、迅速な対応が求められる案件について専決処分を適用する方針を説明した他、様々な議案の必要性についても触れた。
次に、荒川洋子議員が防災対策に関連する質疑を行い、特に学校体育館へのエアコン設置について強調した。荒川氏は、猛暑の影響を受ける児童生徒の健康について問題提起し、国の補助金を活用した設置が重要との認識を示した。石坂市長は、これに応じて教育委員会と連携し、最適な方策を検討していると述べた。
さらに、認知症事故救済事業の導入についても議論された。荒川氏は、災害時のトイレ対策において、避難所の設営や施設の整備についても質問を投げかけ、地域の設備向上が必要であると主張した。市長をはじめ部長陣は、現在の整備の状況と今後の展開について説明を行い、逐次的な改善を進める方針を示した。
また、新作物ふりかえだすなどの新しい農業技術への助成が求められ、長谷川産業部長は、県内での具体的な助成実績をあげ、口コミを通じた活性化策についても触れた。DX(デジタルトランスフォーメーション)については、特に教育の現場で求められているスキル向上への取り組みが語られ、地域全体のデジタル化が必要との認識が共有された。
最後に、都市開発に関する意見もあり、商店街の活性化や地域振興についての施策の議論が挙げられた。市民の生活が直結する問題であり、実効性のある計画が求められている中、今後の方針も期待される。
本日の議会を通じて、真岡市は市民の声を反映した行政を目指し、さらなる進展を遂げていく意気込みを示した。