令和2年第5回真岡市議会定例会が、8月24日に開会した。
大瀧和弘議長は、今回の定例会が令和元年度の決算を審議する重要な議会であることを強調した。
議長は、次回9月に新庁舎が開庁するため、その前の議会であり、大事な運営になると述べた。
今期の議会では、22件の議案が提案され、特に予算に関わる議案が重視されている。
石坂真一市長が提案した「令和2年度真岡市一般会計補正予算」においては、歳入歳出それぞれ約9,291万円の追加が含まれ、予算総額は451億円を超える見込みである。
この補正予算により、住居確保給付金支給や感染症対策のための費用増を目的とした内容が提案された。
また、議案第97号、98号として提出された令和元年度の決算認定も重要視されており、審査結果によると、一般会計での歳入総額は約376億円に達し、歳出は約357億円となり、健全な財政状態を示している。
クリーンな財政運営が評価される一方、歳出の増加には留意が必要との報告も行われた。
新庁舎建設においては、監査結果が発表され、現地調査や書類調査が適切に行われているとの報告がなされた。
特に、耐震性を考慮した設計が評価され、工事進捗も順調であり新型コロナウイルスの影響による遅れもないことが報告されたことは、市民にとっても喜ばしいニュースである。
議会運営委員会からは、今後の質疑や一般質問が計画されており、透明性のある議会運営が行われる見込みだ。
議員からは、地域に根ざした活発な意見が交わされることが期待されており、真岡市の未来に向けた政策議論が進められる。