令和3年12月6日、真岡市の定例会が行われ、複数の議案と一般質問が審議された。
特に井頭周辺の整備について、市長の石坂真一氏が発表したことが注目されている。井頭公園や観光いちご園を核とした整備計画について、地域住民や観光客が楽しむ「アグリゾーン」として注力する旨が述べられた。また、農産物直売所「あぐ里っ娘」の独自性を高めるための施策も計画されており、地産地消を促進する取り組みが期待される。
市議の中下田喜義議員は、中小企業の支援に関して言及し、コロナ禍での影響や支援金について具体的なデータを提示した。特に、小規模事業者支援事業について議論され、今後も支援を強化すべきとの意見が出された。
また、不法な埋立て問題についても議論が交わされ、最近発生した静岡県熱海市の土石流災害を引き合いに、真岡市においても厳格な規制と監視が必要であるとする意見が相次いだ。市長は、既存の条例を基に更なる対策を講じていく考えを示した。
さらに、議案に盛り込まれた令和3年度一般会計補正予算と後期高齢者医療特別会計補正予算が承認され、真岡市の財政運営も重要なテーマとして取り上げられた。市民生活に関わる取り組みの充実が求められているところである。