令和2年7月6日、真岡市議会第4回臨時会が開会した。
議長の大瀧和弘氏は、出席議員数21名と述べ、円滑な議会運営への協力を求めた。また、議会運営委員会からの報告において、会期が1日に決定し、議案の取扱い及び審議方法については補正予算1件との報告があった。
本会議の議題は議案第80号、令和2年度真岡市一般会計補正予算である。この補正予算は、歳入歳出それぞれ4億3,519万5,000円を追加し、予算総額を450億3,346万6,000円とするものであると、石坂真一市長が説明した。
歳出の詳細を確認すると、総務費が3,274万4,000円、民生費が1億4,239万1,000円、商工費が2億5,411万2,000円、教育費が594万8,000円といった内訳である。特に、総務費については真岡鐵道対策事業費が補正された。
質疑応答の場面では、佐々木重信議員が真岡鐵道対策事業費の補正に関して質問を行った。加藤敦美総務部長は、コロナウイルスの影響で経営が厳しい状況にある真岡鐵道の維持運営のために、補助金として3,274万4,000円が計上された理由を述べた。
また、佐々木議員はコロナの影響を踏まえた前年との比較や、今後の施策に関する意見を付け加えた。次いで、採決に入り議案は原案通り可決された。
この臨時会は、真岡市にとって重要な財政案を迅速に決定する場であり、市民生活に影響を与える予算計画に対する真剣な審議が行われたことがうかがえる。今後の国庫補助金に関する取り組みなど、市民の安心と安全を考慮した施策が期待される。