真岡市議会が令和3年第4回定例会を9月1日に開催した。
この会議では、令和2年度の決算や新たに提出された議案の数々について審議が行われる。
その内容は、特に補正予算に関わるものが目立った。
会期は9月1日から30日までの30日間と決まり、早速第53号から第70号の議案が上程され、市長の石坂真一氏が説明を行った。
今回の補正予算は新型コロナウイルスの影響対応が大きく、職員のテレワークの推進や、教育分野では分散登校を行うための費用も含まれていた。
議案第53号では、石坂市長が専決処分となった事項を承認することが提案され、テレワーク関連の予算が775万円追加されることが説明された。
市長は、この措置が迅速であったと強調した。
次に、市の教育委員会の新しい委員任命についても報告がされ、邑楽美智子氏の任命について同意を求めた。邑楽氏は豊富な教育経験を持ち、その選任は教育分野において期待されている。
その他、人権擁護委員の後任候補者として、磯修一氏や添野明美氏、那花一廣氏がそれぞれ推薦された。これらの議案も質疑に付される予定で、今後の議論に注目が集まっている。
市の個人情報保護に関する条例改正や、補正予算案には新たに573万2,000円が追加される見通しだ。
この抜本的な予算措置は、親が家にいない児童の居場所確保に向けた取り組みの一環である。
報告事項では、令和2年度の経済状況や一般会計についての審査が行われる予定であり、監査委員からの報告も行われる。
今後の市議会の進行は、緊急事態宣言を受けた対応策と市民への影響が焦点となることが予想される。議会は次回も9月8日に予定されており、引き続き審議が進められる。