令和3年9月30日、真岡市議会は、議案や陳情に関する重要な審議を行った。議会は、真岡市の個人情報保護条例や公の施設に係る指定管理者の手続きに関する条例改正を含む計11件の議案を審議し、採決に入ることが決定した。
最初に、総務常任委員会の鶴見和弘委員長は、議案第58号から議案第68号までの報告を行った。議案第65号では、1,500万円の追加補正が予定されており、その内容について説明された。具体的には、イチゴを用いたツーリズム事業の推進が提案されているとのことで、特にイチゴスイーツに関連する新しい観光促進が期待されている。
次に、民生文教常任委員会の服部正一郎委員長は、議案第60号の運動場設置および管理の条例一部改正について報告し、全員一致での可決となった。この改正は、市民の健康の維持と福祉の向上を図ることを目指している。
産業建設常任委員会の池上正美委員長は、道路の認定や変更、さらに水道事業の未処分利益剰余金の処分について報告を行った。これらの議案は重要なインフラ整備に関連し、全員一致で承認された。
一方、議員案第3号では、コロナ禍による厳しい財政状況を受け地方税財源の充実を求める意見書が提出され、急務であると認識された。議員一同、全員一致でこの案を可決した。
陳情第2号では、冤罪被害者の救済を求める意見書が提出されるも、賛否が分かれ、不採択となった。この陳情は特に敏感なテーマであり、議員たちは慎重な対応を求められた。
最後に、会議を締めくくるにあたり、久保田武議長は、今定例会がコロナ禍の影響の中で開催されたことに触れ、全員の協力への謝意を表明し、終了を宣言した。議会は議案採決へと進み、新しいプランや施策が真岡市の未来に向けて議論され、さらなる進展が期待される。