令和4年8月2日、市貝町議会臨時会が開かれ、主に工事請負契約と一般会計補正予算について審議された。
議題の一つ、工事請負契約は、入野正明町長が提出。市貝町役場庁舎地域レジリエンス自立分散型エネルギー設備導入事業に関連し、契約金額は5億4,879万円。
町長の説明によると、本工事は太陽光発電設備や蓄電池の設置、照明設備のLED化などが含まれ、工期は令和5年1月20日までを予定。事業は、公募型プロポーザルによって選定された市貝町電設工事有限責任事業組合が受注する見通しだ。
質疑応答では、石井豊議員が参加業者の資格や価格設定について質問。これに対し、軽部修総務課長が応答。プロポーザル方式で実施されたこと、競争入札を経て選定されたことを強調した。報告によれば、今回は唯一のエントリーとなり、資格要件を満たしたことが確認されても、一定の不安を持たれる議員もいた。
さらに、町長は、株式会社サシバの里いちかいの決算書修正についても報告。昨年比1.5%の給与支払い増が納税額に反映され、総利益が増加したとし、詳細も共有された。
次に、令和4年度一般会計補正予算(第3号)が議題に。歳入歳出がそれぞれ2,486万6,000円追加され、総額が60億5,629万5,000円に達するという内容。特に、高齢者の熱中症予防対策として、エアコン設置費用の助成が目を引く。
課長が補助対象の具体的な基準や周知方法を説明。高齢者に対する支援策が講じられる一方で、実施状況のモニタリングと進捗報告が求められることになった。議論は活発に行われ、最終的に両議案とも可決の運びとなった。
閉会時には、議長の山川英男氏が、全議事を終えた旨を宣言。議会は無事に終了となった。市貝町では、これらの施策が実行されることで、安全で快適な町づくりが期待されています。