令和5年第2回市貝町議会定例会が3月6日に開催され、11名の議員が出席した。
この会議では、特に市貝町長等の給与に関する重要な議案が上程された。「市貝町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について」では、環境審議会の設置に伴う報酬の規定が採決され、荒井和一議員が「審議会に大学教授は何名予定されているのか」と質問したところ、平野農林課長が「大学教授2名を予定している」と回答。審議会の日程も、3月内に規約を策定し、年度初めに会議を開く計画があると伝えた。
次に「市貝町長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正について」で、入野町長が国体の中止責任を取る形で12.5%の給与減額を決定したと述べた。「これまでの不祥事について厳しい責任を持つための対応だ」と強調した。
その後は、国民健康保険税の課税限度額の引上げに関する議案についても審議がなされ、鴻之宿地区の電気料の高騰に対応するための予算が提案された。町長は国からの補助を背景に、円滑な運営を進めていく姿勢を示した。
また、町の財産取得や補正予算に関する多数の議案も審議され、各議案は原案通り可決された。議会では、議員の報酬減額の特例に関する条例も可決され、町民の信頼回復に向けた取り組みが進められることになった。
また、この会議では、個人情報保護に関する条例の制定や、今後設置される予定の広報常任委員会についても説明され、多岐にわたる議案が次々と通過していった。特に個人情報保護に対する新たな取り組みは議会の透明性向上につながると期待されている。
入野町長は今後も町民との信頼関係の構築に努めると述べ、議会全体で補正予算を可決する形で、重要案件が進展したことを示した。