令和2年6月3日に開催された市貝町議会定例会では、重要なテーマが議論された。
まず、コミュニティバスの導入について、8番の小塙斉議員が医療機関と温泉の周回を提案した。
この提案は、町民の健康維持や温泉地の活性化に寄与することを目的とし、近隣地域のバス運行モデルを示唆した。
入野正明町長は、実施の前提となる多様な交通手段の検討を進める考えを示した。
次に、コロナ禍に関連した公共事業の発注についても議論が交わされた。
小塙議員は、地域企業を支援するための入札方法の見直しを求め、入野町長は、地元業者を育成し、雇用を守る重要性を強調した。
さらに、学生応援奨学金について、コロナ禍が与える経済的影響を背景に、緊急支援策の導入を提案した。
これに対して、高徳義男議員は、特に厳しい状況にある学生への支援が求められると述べた。
町職員の人事異動と働き方改革も話題に上った。
小塙議員は、職員の専門性向上のための異動ルールの見直しを提案し、町長にその考え方を問いかけた。