令和3年第5回市貝町議会定例会が9月13日に開催された。
議事においては、令和2年度の歳入歳出決算認定に関する報告がなされた。
特に、「令和2年度市貝町一般会計歳入歳出決算認定」について、委員長報告が行われた。決算の歳入は71億1,657万7,000円、歳出は65億2,566万3,000円となり、前年よりそれぞれ28.9%、34.0%の増加が見られた。この結果、4億9,883万4,000円の実質収支があり、町の財政は改善しているとの評価を受けた
また、各特別会計の決算についても同様に認定された。国民健康保険特別会計では、歳入総額12億1,565万6,000円、歳出総額11億2,911万1,000円となる中、8,654万5,000円の繰越しが行われた。この資金運用は厳しい環境の中でも、高い収納率を誇ったことが強調された。
更に、介護保険特別会計や農業集落排水事業の認定も行われ、これに続く様々な施策が順調に推進されていることが伺えた。特例えば、新型コロナウイルス関連の施策については、入野町長からも迅速な 대응が評価された。地方創生の一環として、地域振興策や雇用対策が打ち出されており、町民の安全や経済活性化に寄与するとされている。
今回の会議で最も注目を集めたのが、コロナ禍の影響により設定された「地方税財源の充実を求める意見書の提出」であった。石井豊議員は、この意見書の趣旨説明を行い、「厳しい財政状況に対して地方財源の充実が喫緊の課題である」と強調した。議会全体では、賛成の声が相次ぎ、意見書は原案通り可決される運びとなった。
最後に、それぞれの特別委員会による継続調査の件も議題に挙がり、各議員から無事に承認された後、議会は終了となった。
町の将来に向けて、各議案の認定を通じて、持続可能な施策の推進が期待される。