令和2年度第3回市貝町議会定例会では、主要予算が可決された。
今回は市貝町の一般会計予算、特別会計予算などが討議されました。特に一般会計予算は46億7,400万円で、昨年度から1.4%減となっています。予算審査特別委員長の高徳義男氏が、詳細な審査経過と結果を報告し、各議案の可決を提案しました。
一般会計の主な事業には、救急医療体制の支援や、小学校の給食室改修、育児支援施策などが含まれます。小泉栄一議員は、この予算に賛成し、町民福祉の向上への期待を表明しました。また、一般会計の内容は、町民が住みやすい環境を整えるものであり、新規及び継続事業の推進が重要であると述べました。さらに、財源の安定供給を求める意見もありました。
国民健康保険特別会計予算は11億4,000万円で、前年度比で減少しています。川堀哲男議員は、県内の医療費抑制が背景にあると報告しました。それでも、健康保険制度の持続可能性に向けた取り組みの重要性が強調されました。
介護関連の予算も注目され、「令和2年度市貝町介護保険特別会計予算」は9億7,200万円で、前年度より1.5%の増額となります。この中には、介護予防事業や認知症対策が含まれ、高齢者の生活支援が期待されています。
陳情第5号として提出された介護福祉職員の給与引き上げについては、石井豊議員が報告し、不採択とすべきとの結論が示されました。この問題は介護業界全体の課題であり、今後も議論が続くと考えられます。
さらに、閉会中の継続調査に関する件も提案され、異議はなく承認されました。これにより、議会の運営診断や広報問題についても継続して調査されることとなります。
結論として、議会は全11議案について可決し、町の発展に寄与する施策が進むことが期待されています。