令和3年2月3日、市貝町役場で令和3年第1回市貝町議会臨時会が開催された。
この臨時会では、令和2年度の一般会計補正予算に関する議案が審議された。主に新型コロナウイルス対策として、追加予算が必要とされていることが背景にある。
まず、入野正明町長は議案第1号の提案説明を行い、今回の補正予算は新型コロナ対策に向けて785万円の歳入歳出を加えるものであると述べた。この資金は、厳冬期の高齢者支援及び準要保護世帯に対する教育支援として活用される。特に、低所得世帯の75歳以上の高齢者を対象にした暖房費支援のため3万円の給付が計画されている。町長は「251世帯への支給を見込んでおり、対象となる世帯の具体像に関しては、介護保険料の扱いにより選定される」と述べた。
次に、議案第2号では、さらなるコロナ対策として1,880万1,000円の追加予算が提案された。この予算は、PCR検査費用の助成や飲食店への営業時間短縮要請に対応する協力金などに充てられる。入野町長は「緊急事態宣言が発出される中、これらの施策をスムーズに進行させるために専決処分を行った」と強調した。
議案第3号では、妊産婦医療費への助成金が80万円追加される。この金額について、國井美由紀健康福祉課長は「昨年より増加している申請に対応するために見込まれている」と説明した。
全ての議案が審議にかけられ、原案通り承認されたことを受け、町議会はこのような緊急の補正予算について迅速に対応できたことが評価されている。今後も新型コロナウイルス対策として、より一層の取り組みが求められる。