令和5年9月5日に開催された市貝町の定例議会で、議員たちは施設やサービスの改善に関する質問を行った。
議題に上がった中の一つは、基本計画の進捗状況である。入野町長は、117項目が達成され、91項目には手つかずの状況であると述べた。「多くの課題がある中で、次期計画に向けた実行性確保が重要である」と強調した。
次に、クビアカツヤカミキリの対策について、町の責任者は「県内での被害状況を鑑み、早期発見に努める」とし、すでに薬剤の購入準備が整っていることを明らかにした。また、具体的な駆除方法として、「ネットを巻き、成虫を外に出にくくする」と説明した。
さらに、マイナンバーカードの登録状況についても報告があり、市貝町では83.68%がマイナンバーカードの申請を行い、76.00%が交付済みとされている。課題としては、登録に対する不安感が依然存在するものの、町としては次期マイナンバーカード制度の導入を視野に入れている。
乳幼児の紙おむつ無償化については、町長が「保育所での処分費用を軽減する取り組みを進めたい」とコメントした。さらに、地元企業との連携強化にも触れ、サブスクリプション形式の導入を模索しているとした。
総じて、今回の定例議会では、今後の市貝町の発展に向けた具体的な施策が提案された。議員はそれぞれの問題点に対して質問を行い、町の施策が着実に実行されることを期待している。今後、町内の観光促進や地域サービス向上に向けた取り組みが強化されていくことが求められている。