令和3年12月14日に行われた第6回市貝町議会定例会では、町長の入野正明氏が4期目の施政方針を述べ、様々な施策が報告された。
まず、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種に関する体制について町は準備を進めているという。接種券は順次送付され、高齢者をはじめとする希望者に向けて集団接種を行う計画である。さらに、ワクチン接種は感染予防に効果的であることが報告され、これに基づいてしっかりとした対応を取ることが強調された。
続いて、町民の満足度向上についても言及された。町では町民からの意見を反映させるべく、意見箱の設置や窓口対応の質向上を目指す。一方で、意見を収集するためのアンケート実施には時間的な問題があり、効果的な方法を模索していく所存だ。
また、町道69号宇都宮・茂木線のバイパス沿線のまちづくり計画も進行中。現在進められている工事に加えて、さらなる店舗や住宅の誘致を進める考えが示された。一方で、農振地域については優良農地の保護を重視しつつも、転用の可能性についても議論された。
さらに、子育て支援施策についても具体的な内容が説明され、出産祝金や子ども医療費助成が行われていることが確認された。特に、地域の特性を活かした施策として、モデリングのような形での実施が目指される。
最後に、市貝町の教育機関の老朽化問題も取り上げられ、新年度予算には修繕計画が盛り込まれる見込み。教育長は学校施設の長寿命化を進める計画であり、地域の教育環境向上とその継続的な改善が求められるとの報告があった。