令和4年第5回市貝町議会定例会が、9月16日に開催された。
本会議では、令和3年度の各種会計歳入歳出決算について議論され、可決される見通しとなっている。主な議題としては一般会計、特別会計が挙げられ、特に一般会計については多くの議員から意見が出された。
決算審査特別委員長の和久和夫氏が報告を行い、一般会計の歳入決算は64億8,431万3,000円、歳出決算は55億7,831万8,000円となったことを明らかにした。
この結果、財政状況は改善傾向にあり、町の健全な運営がなされているとの見解を示した。
一方で、反対意見もあがっている。小塙斉議員は、決算が厳しい環境下で行われたことを考慮しつつも、医療機関の支援における課題を指摘した。具体的には、私的二次救急医療機関補助事業の未使用となった予算について批判し、町民の健康を守る医療の重要性を訴えた。
その後も、他の特別会計についての認定が行われ、認定第2号から第7号まで順次進められ、全て賛成多数で可決された。特に国民健康保険特別会計は、住民の健康維持に重要な役割を果たすため、多くの支持を得て終了した。
さらに、議案第42号「市貝町教育委員会の委員の任命について」も議題に上がった。入野正明町長は候補の倉持久美子氏を推薦し、その人選理由を丁寧に説明した。議会からは異議は出ず、原案通りの決定となった。
最後に、各常任委員会の閉会中の継続調査についても承認され、次回に向けた調査が進められることとなった。市貝町議会は、今後も責任ある市政運営を目指し、町民の声に耳を傾けながら進んでいく方針である。