令和元年９月３日、市貝町議会で令和元年度に関する決算認定が行われた。
決算に関する主要な内容として、一般会計の歳入決算は53億3,784万円、歳出は49億6,839万円であった。これにより、歳入から歳出を差し引いた実質収支額は3億6,946万円となる。続いて、入野正明町長は、「主な減少要因は、農林水産業費における多額の補助事業の減少による」と説明した。
また、認定第２号である国民健康保険特別会計の歳入は12億5,115万円、歳出は10億8,695万円で、実質収支額は1億641万4000円となり、令和元年度に繰り越される。
高齢者医療特別会計でも同様の傾向が見受けられた。歳入は1億343万円、歳出は1億114万円で、総じて数値が若干の増加を示した。
そして、議案では市貝町の重要インフラである芝ざくら公園の整備や、市貝町個人番号カードの利用に関する新たな条例の制定が討議された。町長は、「この条例は行政手続きを効率化し、町民に更なる利便性を提供する」と述べた。
一方、森林環境譲与税に関連する条例改正も行われ、新たに設置される基金に基づき、今後の森林整備に向けた財源が確保される見込みである。入野町長は「これは森林管理が持続的に行われることを目的とした重要な施策である」と強調した。
さらに、市貝町の下水道や農業集落排水施設に関する新規予算や補正予算も審議された。
全体として、議会は積極的に市貝町の今後の方針や事業を進める姿勢を示し、町民の生活向上を目指している。