令和元年第5回市貝町議会定例会が開催され、複数の重要な課題が提起された。
特に町民ホールと農業者トレーニングセンターの利用停止については、
園部弘子議員が使用中止の理由と再開の見通しを問うた。
入野正明町長は、町民ホールは耐震工事の実施設計が進行中であり、来年3月までには利用再開を目指す意向を示した。さらに、農業者トレーニングセンターの基礎調査が今月中旬に実施され、9月末には結果が出る予定とされた。
また、杉山保育所については、長い間、地域における子供たちの育成に寄与してきたが、老朽化が著しく、今後の在り方を慎重に検討する必要がある。町長は、地域に期待される機能を含む複合施設の建設を模索していると述べた。
高等教育無償化に関する法律も成立し、低所得世帯の学生支援が強化されることなどにより、教育の機会均等が図られる。一方、英霊殿の移設やひきこもり対策に関しても議論が活発に行われ、その解決に向けた対応が求められる。
最終的に、公共施設のマネジメント推進についても議論され、山川英男議員からは、老朽化した施設の更新や連携強化の必要性が指摘された。町長は、財政状況を考慮しつつ、公共サービスの在り方を再評価し、未来の住民ニーズに適応した施設づくりに努めると答えた。