令和3年12月15日、市貝町議会第6回定例会が開催された。議会では、主に一般質問を中心に、町の現状や今後の施策が議論された。議題の中で、豊田功議員は庁舎などの点検整備の必要性と町有地の有効活用について質問し、入野町長は空調設備や照明設備の老朽化を認め、早急に改修が必要との見解を示した。
また、豊田議員は、住んで良かった選ばれるまちづくりについても言及。町長は、「地域包括ケアシステムの構築」を進め、高齢者の生活支援体制を充実させる必要を強調した。
さらに、町道赤羽小山線の整備やヤングケアラーについても多くの議論が交わされた。特にヤングケアラーに対する理解を深める必要性が示され、早期発見に向けた実態調査の実施と、関係機関との連携を強化する方針が確認された。
次に、議長が議案を承認する流れで、監査委員の選任に関する同意や市貝町ふるさと応援基金設置、国民健康保険条例の改正なども扱われ、いずれも全会一致で可決された。
この議会を通じ、町が直面する課題への意識が一層高まり、町民の声を大切にした施策の実現に向けた前向きな姿勢が示されたといえる。