令和5年12月4日、市貝町議会定例会が開かれ、議題が多くの課題で議論された。
特に注目されたのは、高徳義男議員による「教育振興の諸課題」及び「通学路の安全対策」についての質問である。問われたのは、小学生の交流事業や通学路の安全性に関する問題で、町長の入野正明氏は、交流の重要性を認識し、今後も児童の安全確保を強化する方針を示した。高徳議員は、宮古島市との連携をさらに深めたいとの意向を強調し、町長はそれに対し積極的に協力していくと答えた。
同議会では、「歩く健康ポイント事業」の新設も提案され、健康意識向上を図ることが目的である。小塙斉議員は、この仕組みを通じて地域の学校への還元体制を強化できるのではないかと訴えた。入野町長は、他市町での成功例も踏まえ、詳細な調査研究を進める意向を示した。
さらに、LRT(ライトレールトランジット)関連のバス路線整備についても言及された。小塙議員が、バスの利便性向上に向けた具体的な施策を提案する中で、滝田弘行企画財政課長は、現状のバス路線や停留所の整備状況を報告した。バス停留所の毎日の利用促進を見据え、町全体での利便性向上を目指す意向を明らかにした。
ケーブルテレビの整備についても議論され、地域情報の発信の重要性が強調されたが、財政的なハードルも提起された。今後、財源確保の方法について再検討が必要である。小塙議員は、地域の情報通信基盤整備の早急な実施を求めた。
最後に、副町長の選任については、町民の期待に応えるような人選を急ぐとの町長の意向が述べられた。今後、町の発展に必要な人材確保が急務であることが再認識された。
市貝町は様々な課題に積極的に取り組んでおり、町民からの期待も高い。今後の進展が注目される。