令和2年第2回市貝町議会臨時会では、町民ホールの耐震改修工事請負契約が締結された。
この臨時会は2020年2月18日、午前10時に市貝町役場で開催された。
出席議員は11名、議長には和久和夫氏が選任された。議題は一つで、工程の効率化を図るために設けられたものである。
町長の入野正明氏が工事請負契約の締結について説明を行った。この耐震改修は、2020年1月9日に入札公告が出され、2月4日にオークションが実施されたもので、竹石建設株式会社との間で6156万7000円で仮契約が締結された。
工事の内容は、解体作業や耐震補強、内外装の改装を含み、特に耐震補強工事が重要視されている。この計画は、県の建築士事務所協会による耐震診断を受けており、基準に適合した計画が策定されている。
また、議員からの質疑も行われ、荒井和一議員は財源について、地域の負担の詳細を尋ねた。生涯学習課長の渡邉隆憲氏は、緊急防災・減災事業債による100%の充当率を説明し、町の実質的な負担は30%にとどまる見込みと答えた。
豊田功議員は、町民が早期の使用開始を期待していると述べ、進行状況についての透明性を求めた。永山廣美副町長は、検討委員会の意見を基に慎重に進めていると強調した。
最後に、議案が可決され、工事請負契約が成立した。町民ホールは、耐震性を確保し、近い将来の使用再開が期待される。