令和3年3月2日、令和3年第2回市貝町議会定例会が開催された。本会議ではコロナワクチン接種や教育問題、地域振興策に関する議論が行われた。
まず、コロナワクチン接種に関する質疑があり、園部弘子議員は新型コロナウイルスのワクチン接種計画について質問しました。町長の入野正明氏は、接種券を4月頃に送付し、順次予約を受け付ける計画を明らかにしました。週当たりの接種人数については480人を見込んでおり、基本的には集団接種で推進していくとのことです。また、不安が強い中であるため、専門的な相談窓口を設ける考えも示されました。
さらに、小学校の35人学級への取り組みについても触れられました。教育長の小森祥一氏は、小学校1年生では既に35人学級が導入されていることを説明しましたが、他学年についても段階的に導入を進める予定だと述べました。
地域の振興策に関しては、都市と農村の交流をテーマに谷津田再生の重要性が議論されました。関澤正一議員は、サシバの生息環境を守るべく、谷津田の維持管理が急務であることを強調し、これまでの状況や今後の計画について具体的な質問をしました。町長はこの議題に対し、協働での活動や必要な補助金の活用を考慮し、地域自治体との連携を促進する意向を示しました。
また、入野町長は自身の4選出馬に関する質問に対し、町民の支援を受けての思いを述べつつ、地域の振興に向けた事業の進捗を確認しつつ、今後も町政に邁進していく考えを表明しました。公約達成度について質問された際には、87点という見解を示しました。町民との信頼関係を築きながら、残された任期においても、これからの施策を着実に実行に移す重要性を強調しました。
さまざまな課題が取り上げられた中で、地域の生活水準向上に向けた具体的施策が必要とされた議会となった。今後の展開が注目される。