令和4年第2回市貝町議会が3月4日に開催され、町道3102号観音堂線の整備や地域おこし協力隊推進事業について議論された。
議案第18号により令和4年度一般会計予算が提案され、まず、町道3102号の整備について質問をしたのは石井豊議員である。石井議員は、当該道路が約300メートル未整備であり、通学路であるため非常に危険であると指摘した。入野正明町長は、この危険性を認識しているとしつつも、新たに開設される商業施設の影響を考え、先に他の優先計画を進める必要があるとの見解を示した。
次に地域おこし協力隊推進事業について、議員はその実施状況と今後のプランを尋ねた。町長は、今年度の新たな受け入れ状況や広報手段を述べ、農業の担い手不足に対応するため、新規就農希望者を含む地域協力隊員を募集していると強調した。これにより地域の活性化に貢献する計画が進行中である。
さらに、伊許山キャンプ場の現状と対策についても質疑があった。伊許山キャンプ場は多くの変化を経験しており、地域資源を活用するとともに、利用者数の減少が課題であることが明らかにされた。町長は、観光資源としての有効活用を模索する意向を表明し、視察なども通じて地域の特性を活かした取り組みが必要だと述べた。
これらの議案は、特に市民のコロナ禍における生活支援や、地域の安全性を確保するための計画に基づいており、地域の発展と市民生活の向上を図る意図がうかがえた。議会の結果、議案は可決され、誓約された行動が実現に向けて進むことが期待されている。