令和4年度市貝町議会第5回定例会が開かれ、複数の重要な議題が上程されました。
まず、令和3年度の一般会計については、歳入決算額が64億8,431万3,100円であり、前年に比べ8.9％減でした。入野 正明町長は、歳出決算額は55億7,831万8,323円で、14％減少したと報告しました。この減少は、特別定額給付金事業に起因しており、前年比で約11億円の影響があったとのことです。
次に、国民健康保険特別会計では、昨年度の収入済額は12億2,073万7,278円で、支出済額は11億4,718万1,923円でした。執行率は97.88％です。滝田 弘行税務課長は、収納率に関する各種データについても詳述し、一定の成果を上げたことを強調しました。
後期高齢者医療特別会計では、収入が1億837万604円、支出が1億650万4,309円で、執行率94％に達しています。このように、市貝町の医療特別会計も着実に運営されている様子が見受けられました。
令和4年度の予算では、子育て世帯支援に関する新たな施策が充実され、特に育児や介護に関する条例の改正議案が通過しました。この改正により、男女問わず育児休暇の取得が容易となり、町民からも期待の声が上がっています。
さらに、災害対策として、消防団の充実強化に向けた予算も組まれ、必要な備品が整備されることが発表されました。これらの取り組みは、町の危機管理能力向上に資するところです。
最後に、町長は次年度に向けて、持続可能な財政運営と共に、町民との対話を重視して行政の透明性を高める考えを示しました。会議は順調に進行し、適切な議論が行われた印象を受けました。