令和2年12月2日の芳賀町議会定例会では、プラスチックごみの削減や外来生物による農産物被害防止など、地域が直面する環境問題が議論された。
特に、8番の北條勲議員が提起したプラごみゼロ対策は注目される。
同議員は、栃木県が「栃木からの森里川湖プラごみゼロ宣言」を発表したことを背景に、プラスチック製品の削減を要請した。
教育長の古壕秀一氏は、学校給食でのプラスチックストローやトレー、箸の使用状況を説明。プラスチックが容易に扱え、衛生的であり、そのコスト面でも負担が少ないとしつつも、ストローのリサイクルや環境への影響に言及した。
また、清掃活動「クリーン芳賀」に児童・生徒の参加を促進する意向も示され、安心できる環境づくりが重要と強調された。
さらに、定住促進に関連する土地利用の見直し策ついて、大根田周平議員が具体的な提案を行った。
町長の見目匡氏は、過去の実績を説明し、人口流出を防ぐための努力が続けられていることを述べた。
特に、住宅取得のための補助金が多くの家庭に支給された結果、町への移住者が増加している。
議会ではまた、外来生物による農産物の被害の懸念も高まっており、9番の小林一男議員がハクビシンやアライグマの駆除対策について質問した。
町長はハクビシンの餌を放置しないことが重要であると強調し、捕獲わなの貸出しを周知する方針を示した。