令和2年7月10日に芳賀町議会臨時会が開催され、重要な議案が取り上げられた。
町長の見目匡氏は、各議案に関する詳細を報告。また、議案第41号として国民健康保険税条例の改正が提案され、新型コロナウイルスの影響を受けた場合に税の減免が実施されることを強調した。
議案第42号では介護保険条例の改正が議論され、こちらも新型コロナウイルスによる収入減に対応すると説明された。両議案ともに出席議員からは質疑がなく、問題なく可決された。
続いて、令和2年度一般会計補正予算に関する議案第43号が上程された。見目町長は、補正予算が約1億1,835万円追加され、予算総額は120億3,210万円に達すると報告した。新型コロナウイルス対応として、商工業の支援策が含まれており、プレミアム付き商品券の発行が計画されている。
この商品券発行に関連して、議員からは他市と比較した認識が示され、資金が必要な低所得層への配慮も求められた。町長は、そうしたニーズに応える施策を検討していると述べた。
その後、国民健康保険特別会計補正予算と後期高齢者医療特別会計補正予算、介護保険特別会計補正予算の各議案も一括して可決された。これらは新型コロナウイルスによる影響を踏まえ、前年度分の還付金や減免措置が施された内容である。
最後に、見目町長は災害対策の報告として、7月8日の突風による被害が報告された。農業や建物における損害が確認されたと説明した。
今回の臨時会で扱われた案件は、特にコロナ禍の影響に対する支援策が多く含まれており、地域住民の生活支援が今後も求められることが浮き彫りになった。