令和元年9月5日の芳賀町議会定例会において、町政運営と防災対策に関する重要な事項が議論された。
町長の見目匡氏は、今後の町政運営に対する基本方針を説明した。町民の皆様が安心して暮らせるまちづくりを進めるための姿勢を、これからの任期でどのように進めていくのかと問われ、町振興計画に基づき、中期計画の策定を推進する意向を表明した。
特に、防災に関しては、芳賀町地域防災計画に基づく避難場所の整備が必要とされ、その中で条例による備蓄状況の確認が進められている。今後、各避難所に必要な設備が整備されるかどうかが注視されているため、町長はその改善に努めると強調した。
また、議員の北條勲氏からの質問に対して、乳幼児液体ミルクの備蓄状況についても触れられた。町内には液体ミルクの備蓄はないが、町民が自ら準備することが重要であり、売店との協定を進める考えが示された。
芳賀海洋センターのウォータースライダーについても言及され、身長制限の変更があったことが説明された。安全第一での変更であったのだが、利用者の満足度に影響が出るのではないかとの懸念も生まれた。市民からの指摘を受け、改めて規則を確認し、安全対策を強化していく方針が示された。
さらに、町議会の議論では、芳賀町の観光および交通網の整備も焦点に。ポテンシャルの高い農業体験や地域資源を活かした観光活動の重要性が強調され、特にLRT・インフラの整備によるアクセス向上が期待されている。
総じて、この議会において、町政運営の方向性と防災に関連する施策が一体となって進められる必要があることが確認された。町民の安全と生活向上を目指し、各計画を適切に推進していく姿勢が強調される場であった。