令和3年3月8日、芳賀町議会の定例会が開かれた。
出席議員は14名であり、定足数に達している。
今会議では多岐にわたる議案が取り上げられたが、特に令和3年度の予算案が重要な議題として進行した。
議長の小林信二氏は、議案第26号「令和3年度芳賀町一般会計予算」についての質疑を始めると述べた。
この一般会計予算について、議員からの質問が続き、大根田周平議員が農林予算について質問。
彼は、特に多面的機能支払交付金の配分と長寿命化事業に関して尋ねた。
農政課長の小林芳浩氏は、「共同作業分として1億6,237万1,000円、長寿命化事業には3,300万円が計上されている」と説明した。
また、岡田年弘議員は「ため池の調査業務」に関して質問し、昨年の防災工事法の制定を受けた評価について詳しく聞いた。
農政課長は、実施するため池の評価内容について説明した。
このように、予算内容に関する質疑が活発に行われ、各事業の実施計画や予算配分についての明確な理解が求められた。
さらに、温泉センター管理運営費についての質問があり、岩村治雄議員がこの件の詳細を求めた。
商工観光課長の山本篤氏は、この運営委託料が新型コロナウイルスの影響で経営が厳しくなっている点を指摘し、今後の支出計画を説明した。
議案の審議が進む中、議員たちは町の将来を見据えた発言を行い、特に財政面の懸念が強調された。
小林隆志議員は、ふるさと納税の取り組みに関して運営の効率化を図っていくべきだと述べた。
町の財源確保が急務である形が見受けられ、個別の議案に対してもその観点からの質疑が続く。
最後に、常任委員会に付託される議案が決定され、議長から散会が宣告された。
議員たちは芳賀町の健全な財政運営と地域の発展に向けた意見を交わし、重要課題に対する理解を深めた。