令和5年9月7日、芳賀町議会の定例会では、複数の報告と議案が審議され、全ての議案が可決された。経営状況の報告や条例の改正が取り上げられ、議員たちの意見交換が行われた。
まず、日程第1の公益財団法人芳賀町農業公社の経営状況説明書に関しては、質疑が行われず、質疑なしとの認定が下されました。続いて日程第2、芳賀町ロマン開発株式会社に関する報告も、古谷康典議員からの質問があり、収入の内訳の不明瞭さについて指摘がありました。
古谷議員は、決算書の21ページにある「その他の収入」について質問し、その具体的内容が不明である旨を伝えました。それに対し、商工観光課長の大根田淳一氏は、「マッサージ系の委託料や宝くじの販売」がそれに当たることを説明しました。議論の中で、自販機の売上についても話題となり、自販機売上が「その他の収入」に含まれているという点が強調されました。
また、日程第3の健全化判断比率及び資金不足比率については、質疑が行われず、問題なしとの認定が下されました。続いて、各種条例の改正についても質疑はなく、全て原案通りで可決が進められました。
議案第46号から第53号に関しては、印鑑条例の一部改正や特定教育保育施設に関する条例の改正、家庭的保育事業の基準改定、放課後児童健全育成事業の整備などが含まれ、全て賛成多数で可決に至りました。
なお、最後の令和5年度一般会計補正予算(第4号)および介護保険特別会計補正予算(第1号)も質疑なしで可決された。議長の小林信二氏は、全日程を無事終了したことを宣言し、会議は散会となった。議会は、今後も町民のための政策実行に向けて活発な議論を重ねていく意を示している。