令和5年第4回芳賀町議会定例会が、6月12日に開催された。出席した議員は12名であり、会期は6月15日までの4日間と決定した。
初日の会議では、会議録署名議員の指名と会期の決定が行われた。議会運営委員会による決定事項に基づき、会期は今後の審議を考慮して4日間に設定されることが承認された。議会運営委員長の山口菊一郎氏は、今回の定例会が円滑に進むよう協力を呼びかけた。
次に、大関一雄町長による専決処分の報告が行われた。これには令和4年度箸塚歩道橋架け替え工事の契約金額の変更が含まれ、金額は2億3,155万円から減額され、最終的に2億3,126万4,000円に決定した。
さらに、町長は各種繰越明許費の計算書についても報告した。これには芳賀町一般会計や排水処理センター特別会計の計算書が含まれており、財政状況に関する重要な情報が提供された。特に、一般会計の健全な運営が強調された。
また、農業公社とロマン開発株式会社について、その経営状況の説明書が提出された。新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいた入館者数は回復傾向にあるとされ、さらなる利用促進が期待されているという。町長は、今後の経営戦略が着実に進展することで、引き続き地域の発展に寄与することを述べた。
さらに、議案第42号や第45号の内容が説明された。これには、職員の勤務時間や補正予算に関する条例の一部改正が含まれ、特に補正予算は6,709万4,000円の追加が提案された。この補正予算は、高齢者福祉や住民生活の改善に直接関わる施策を重要視している。
農業委員会においても、新たに11名の委員が任命されることが確定した。これは地域の農業振興を支える重要なステップと位置付けられている。また、選挙管理委員会の委員及び補充員の選定も行われ、議会の手続きの透明性が確保されている。
これらの議題について、議長の小林信二氏は慎重な審議を求め、議会の運営がスムーズに進むよう努力する意向を示した。定例会は予定通りに散会し、さらなる審議が今後展開される見通しが立った。