令和元年第5回芳賀町議会定例会が開催された。議会では、町の施策や条例問題、補正予算についての議案が多く上程された。
中でも議案第61号は、芳賀町部課設置条例の一部改正についてである。町長の見目匡氏は「この改正は子育て支援の充実を目指しており、効率的な事務執行を図るためのものである」と強調した。新たに設置される「子育て支援課」と「健康福祉課」が、子育てや福祉を一体的に支えるための重要なステップになるとの見方を示した。
続いて、議案第62号の災害弔慰金の支給等に関する条例改正案では、災害援護資金の利率を無利子にするなどの変更が提案された。この改正についても見目匡町長は重要性を訴え、「迅速な支給体制を整えることが必要だ」と述べた。
さらに、補正予算に関連する議案も多く扱われ、特に議案第71号では、令和元年度芳賀町一般会計補正予算の追加が求められた。町長は「今回の補正は、総額に7,713万1,000円を追加し、予算総額を97億4,477万5,000円とするものである」と説明した。具体的な用途としては障害者支援や公共インフラの整備などが挙げられた。
他にも、議案第65号や第66号に関しては、町長等の給与や職員の給与改定が含まれており、町の人事制度や予算に対して多面的な視点での見直しが進められることが示された。
会期は12月4日までの6日間と短縮され、各議案に対する質疑・討論が尽くされた。議員の活発な意見の交わしが見られ、芳賀町の未来へ向けた街づくりが進行中であることを強調する内容となった。