令和4年1月24日、芳賀町議会は臨時会を開催した。
この会合では、数件の重要な議題が上程され、迅速な対応が求められた。特に、令和3年度一般会計補正予算に関連する専決処分の承認が重要なポイントとなった。
町長の見目匡氏は、専決処分を行った理由について、語った。「議会を招集する時間的余裕がなかったため、緊急を要し、地方自治法第179条に基づき専決処分をいたしました」と説明した。この補正予算第8号は、総額1億2,516万6,000円を追加し、予算総額116億7,460万7,000円とするものである。
詳細な内容としては、国庫支出金としての臨時特別給付金事業費補助金が計上されている。この施策の目的は、子育て世帯に対する支援であり、各児童に10万円の給付を行うことであるという。
次の議題は、プレキャスト軌道スラブの購入に関するもので、町長は「本案件はLRTの軌道に用いるものです」と述べ、契約金額は7040万円、契約相手は日本軌道工業株式会社であると説明した。
最後に、令和3年度一般会計補正予算第9号についても取り上げられた。町長は「今回の補正予算は総額1億4,502万円を追加し、予算総額を118億1,962万7,000円とするものです」と強調した。趣旨は、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金事業の支援である。
補正予算については、対象世帯数も報告され、非課税世帯は約1300世帯、収入激減の世帯は約100世帯を見込む。具体的な給付のスケジュールも示され、申請受付は3月1日から開始される予定である。
議会は全議案を承認し、スムーズに議事が進行した。議長の小林俊夫氏が、全ての議案について賛成が得られたことを確認し、会議は閉会した。
この一連の議論は芳賀町内の市民に対して重要な施策であるため、今後の効果的な実施が期待されている。