令和5年第4回芳賀町議会定例会が6月15日に開催され、様々な議案が審議された。
特に注目されたのは、芳賀町副町長の選任に関する同意案である。この件について町長の大関一雄氏は、古谷一良副町長辞職後の後任として菱沼正裕氏を最適任者として選任したいと述べた。議会は異議なくこれに承認した。副町長の役割は、町政運営において非常に重要であるため、今後の活躍に期待が寄せられている。
また、令和5年度一般会計補正予算についても審議された。補正予算には、地域脱炭素実現に向けた支援業務に関する計上が含まれており、環境対策課の山本篤君は、この施策の背景として国の法律に基づく必要性を強調した。これにより、地域全体の脱炭素に向けた具体的な計画を策定するプロセスが開始される見込みである。
その他、公益財団法人芳賀町農業公社の経営状況も報告され、役員報酬の削減と人件費の増加が話題となった。その中で、議員の石川保氏は役員報酬が前年度より減少することに触れ、町長は役員の兼務が難しいことを理由に挙げた。また、温泉事業における職員配置の見直しについても説明され、人員の増加を計画しているとのこと。
議案に関しては、全てスムーズに可決され、議会運営においても円滑さが見受けられた。これらの決定は、芳賀町の今後の発展に向けて重要な意義を持つと考えられ、議会は地元住民の期待に応える施策を進めていく方針である。