令和元年9月6日、芳賀町議会第4回定例会が開催された。
本日は、各種報告や議案が上程され、詳細な質疑が行われた。
特に、芳賀町ロマン開発株式会社の経営状況に関する報告第6号について、多くの関心が集まった。
小林一男議員は、入館者数が前年に比べ6,800名減少したことについて、クリアな原因を模索する必要があると述べた。
この問題に関して商工観光課長の綱川有美氏は、入館者減少の理由は、町外利用者への料金改定や、広域での観光イベントによる影響と説明した。
また、猛暑や台風など自然環境の要因も影響したとのこと。
小林議員はさらに、消費者ニーズに応じた商品やサービスの充実を促し、立地条件だけでない魅力的な取り組みを提案した。
具体的には地元の農産物を活用した季節感あふれる料理の提供が効果的であると主張し、道の駅としての活性化についての見解を町長にも求めた。
見目匡町長は、自身もロマン開発株式会社の社長として事業の重要性を理解しており、地元農業を活かした運営の必要性を認めた。
歴史的には農家が中心であったが、今後は地域資源を生かした販売戦略に取り組むと述べた。
市場ニーズを見定め、適切な商品を提供する必要があるとの考えを示しつつ、行政としてもサポートの意義を強調した。
さらに、森林環境整備基金条例の制定に関する議案が審議された。
小林隆志議員は、森林環境税制の内容について詳細な質問を行い、森林環境整備基金設置の背景を理解しようとした。
農政課長の小林芳浩氏は、収入の一部が譲与税として町に配分される仕組みを説明し、必要な活動に資金が充てられることを強調した。
他にも、一般会計補正予算や介護保険特別会計補正予算など、多岐にわたる議案が上程され、全ての議案が原案通り可決された。
各議案についての意見交換や投票結果からは、議員たちの積極的な姿勢が感じられた。
本日の会議は、議案の採決を持って終了し、次回への期待が膨らむ結果となった。