令和3年第4回芳賀町議会定例会が開催された。
本定例会では、主に会期の決定や各報告案件の審議が行われ、町の財政状況が改めて確認される場となった。
町長の見目匡氏は、新型コロナウイルス感染症の影響について言及し、特に芳賀町ロマン開発株式会社が直面している経営状況について報告した。
見目町長は、「令和2年度の連結決算がマイナス2553万7000円であった」と述べ、今後の経営計画について慎重な策定が求められている。
さらに、議案第42号として提出された令和3年度芳賀町一般会計補正予算(第2号)の詳細についても説明があった。
見目町長は、「総額に9億842万8000円を追加し、予算総額を111億1053万6000円とした」と強調した。
この補正予算には、低所得世帯に対する給付金や、強い農業・担い手づくりのための交付金が含まれており、地域経済の回復が期待される。
報告第3号においては、芳賀町農業公社の経営状況が説明された。
公社の経営が険しい状況であることを受け、より一層の支援が必要とされている。
見目町長は、「新型コロナウイルスの影響を受け、大勢の利用が減少した」と現状を訴え、地域経済を守るための施策が重要であると語った。
また、同意案第1号が審議にかけられ、芳賀町固定資産評価審査委員会委員の選任についての提案が行われた。
見目町長は、「人事案件であるため、質疑・討論を省略し、直ちに採決を行う」と述べ、議員の賛同を得て決定がなされた。
令和3年6月4日までの4日間の会期とし、集中的な議論が求められる中で、芳賀町議会は地域住民の声を反映した活動を続けていく。